喫煙習慣は一種の薬物依存です
タバコの弊害は一般的によく知られています。実際、タバコを1本吸うと、5分30秒の割合で寿命が短くなっていると言われているのです。1日に概算すると、20本吸う方は110分となります。
しかし、このようなデータがあるにも関わらず、タバコを吸い続けている方は少なからずいらっしゃいます。喫煙習慣は単なる嗜好によるものではなく、タバコに含まれるニコチンなどが原因となった一種の薬物依存なので、なかなか止められないのです。すなわち、禁煙が難しいのは、意思が弱いからではなく、ニコチン等による強い依存性が原因です。
タバコの主な弊害について
- がんのリスク増加(肺がん、咽頭がんなど10種)
- 循環器疾患のリスク(血管収縮、心筋梗塞、狭心症、脳卒中など)
- 消化器系の疾患・症状(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲低下など)
- 妊娠合併症
- ビタミンCの破壊
- 免疫機能の低下
- 善玉コレステロールの減少
- 運動機能の低下
- 知的能力の低下
- 寿命の短縮
- タバコ代による経済的消失
など
禁煙のメリット
- 周囲の人がタバコの煙で汚染するリスク(副流煙)が無くなる
- 血圧や脈拍が正常値に近づく
- 心臓発作の可能性を減らすことが出来る
- 味覚や嗅覚が改善する
- 咳や喘息が改善し、気道の自浄作用が改善する
- 風邪やインフルエンザなどの感染症に罹りにくくなる
- 肺の機能が改善する
- 肺がんなどのリスクが減る
など
禁煙外来のスケジュール
- 通院初回
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・健康保険で治療が受けられるかどうかの「依存度」を算出
・呼気に含まれる代表的な有害物質(一酸化炭素)の濃度を測定
・健康状態や喫煙・禁煙歴を確認
・ニコチン切れ症状への対処法などのアドバイス
・禁煙治療の内容を患者さまに説明し、同意が得られた場合は禁煙宣言書にサイン
・禁煙補助薬を選択し、その特徴と使用法を説明
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- 禁煙の開始
- ・禁煙補助薬の使用開始とともに禁煙をスタート
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- 通院2~4回目
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・初診の時点から換算し、それぞれ2、4、8週間後に医療機関を受診
・呼気一酸化炭素濃度の測定、および禁煙状況の確認、体調チェックとアドバイス
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- 通院5回目
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・初診から12週間後(約3か月後)に最後の受診を行います
・前回までと同様、呼気一酸化炭素濃度の測定など
・今後も禁煙を続けていくためのアドバイス
あなたの禁煙をお手伝い
専門の医師が、禁煙補助薬を用いた薬物療法とともに、患者さまの生活習慣などを考慮し、あなたの禁煙をバックアップいたします。
タバコをなかなか止められないと悩んでおられる方は、ぜひ当院の禁煙外来を受診してみてください。
- 院長名
- 劉 瑞芹
- 診療内容
- 内科
皮膚科
漢方外来
アレルギー外来
渡航外来(トラベル外来)
禁煙外来
予防接種
健康診断
国際外来(中国語、英語)
肥満外来(ダイエット外来) - 住所
- 東京都江東区平野2-11-5
パシフィック第二門前仲町 2F - アクセス
-
*半蔵門線「清澄白河」駅(B2出口)徒歩6分
都営大江戸線「清澄白河」駅(B1出口)徒歩8分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分
都営バス(秋26)「白河二丁目」停留所 徒歩6分*東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅 徒歩12分
都営バス(門21)「冬木」停留所 徒歩3分
都営バス(門33)「平野一丁目」 徒歩6分*都営新宿線 「菊川」駅 (A2出口) 徒歩15分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分 - 電話
- 03-3820-8880
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