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半蔵門線「清澄白河」駅 徒歩6分
オーケーストア 平野店の2階

03-3820-8880

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肥満外来(ダイエット外来)

肥満外来(ダイエット外来)

肥満とは脂肪組織が過剰に蓄積した状態です。健康に問題がなければ、治療の必要はありませんが、過剰な脂肪の蓄積は様々な病気に近づいている状態とも言えます。肥満に伴って、健康を脅かす合併症が有る場合、または合併症になるリスクが高い場合は「肥満症」と診断され、医学的な減量治療の対象となります。

当院では、食事・運動指導に加えて、薬物療法を使用した肥満外来(ダイエット外来)を開設いたしました。

保険適用の肥満治療:

高度の肥満の方(BMIが35以上)、肥満症(BMI 25以上)があり、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群などの生活習慣病を指摘されている方、肥満症で、変形性膝関節炎、腰痛症、月経異常など健康障害でお困りの方は保険適用で肥満治療ができます。

*美容美体目的のダイエットは保険外(自費診療)となります。保険診療と保険外診療の混合診療はできませんので、ご了承ください。

肥満度の判定 体格指数(BMI)=体重 (kg) ÷ 身長 (m)²

BMI (kg/m2) 判定
18.5 ≤ BMI < 25.0 普通体重
25.0 ≤ BMI < 30.0 肥満(1度)
30.0 ≤ BMI < 35.0 肥満(2度)
35.0 ≤ BMI < 40.0 肥満(3度)
*BMIが22になる時の体重は標準体重で、最も病気になりにくい状態
例:身長160cm場合標準体重=(1.6×1.6)x22=56.3kg

BMIが25未満でも、腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合で、血圧、血糖、血清脂質のうち2つ以上が基準値から外れるとメタボリックシンドロームと診断されます。心筋梗塞や脳梗塞など命にかかわる動脈硬化性疾患を引き起こすリスクが高く、早期の内臓脂肪を減らす対策が必要です。

肥満症の診断に必須となる11種類合併症

  • 耐糖能障害、2型糖尿病など
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
  • 脳梗塞:一過性脳虚血発作・脳血栓症
  • 脂肪肝:非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・妊娠合併症:妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病
  • 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 整形外科的疾患:変形性膝・股関節症、変形性脊椎症、腰痛症など
  • 肥満関連腎臓病

肥満症の治療

食事・運動療法

肥満症治療の基本は減量です。

まずは食事、運動、行動療法などのライフスタイルの改善により減量を目指します。それでも効果が不十分な場合、医師の判断によって薬物治療などを行うことがありますが、その際にもライフスタイル改善療法は必須です。

一人ひとりの背景や環境に合った食事療法と運動療法を行い、無理なく続けることで、食事療法と運動療法の効果が高まります。

薬物療法(内服薬・注射薬・漢方薬)

食欲抑制内服薬(内服薬):

厚労省から認可を受けている肥満症の内服薬であるマジンドール(サノレックス)は、食欲にかかわる神経に働きかけることによって食欲を抑えて、食欲抑制効果、減量効果が期待できます。保険適用にはBMI35以上という条件があります。

主な副作用として、口渇感、便秘、吐き気、睡眠障害、胃部不快感、発疹、かゆみなどが報告されています。
食欲抑制剤は、耐性ができるため、1~3か月の「短期間の投与で成果を出す」という治療を、半年~2年の周期で繰り返すのがよい治療方法です。

脂肪吸収抑制剤(内服薬):

オルリスタットという成分は脂肪の吸収を抑制し、排出するはたらきがあります。そのため無理な食事制限をしなくても痩せる効果があります。この薬は保険適用外となります。
主な副作用として、脂溶性のビタミンまで排出されます。また、下痢、脂肪便・油漏れを起こす可能性があります。用法・用量をきちんと守って内服しましょう。

持続性GLP-1受容体作動薬(自己注射薬・内服薬):

インスリン分泌増加、末梢のインスリン抵抗性改善、胃からの食塊排出遅延による満腹感誘発と食欲抑制効果、減量効果が期待できる薬です。

アメリカや韓国など世界28カ国で「抗肥満薬」として認められていますが、日本では糖尿病の患者で、肥満症を合併した場合に保険適用となります。ほかのインスリン分泌促進薬と比較すると、低血糖を引き起こすリスクが低いことが利点の1つです。自己注射と内服薬があります。

主な副作用として、倦怠、めまい、低血糖、動悸、軽度空腹感、頭痛などが報告されています。

2023年3月に肥満症を対象とした日本初のGLP-1作動薬(皮下注射薬)1種類が薬事承認されました。薬価収載と保険診療での処方可能時期は未定となっています。

漢方薬:

中医学(漢方)では、肥満は食べ過ぎや運動不足のほか、体内にも不調があり「太りやすい体質」になっている状態と考えます。一人ひとりに対して「弁証論治」(体質や症状の原因を探る治療法)を実施し、一人ひとりの体質と体調状況に合う漢方薬(帰脾湯、真武湯、防風通聖散、二朮湯、苓桂朮甘湯、防己黄耆湯、胃苓湯など)で、体質を健やかに整え、肥満の解消だけではなく、身体全体が健康になることを目指しております。

中医学(漢方)の主な肥満型・症状・治療原則

肥満型 肥満に伴う主な症状 治療原則
胃熱滞脾型 多食、胃膨満、口渇、便秘など 清胃瀉火、消導疎脾
脾虚不運型 胃もたれ、疲労、浮腫、睡眠不良など 健脾益気、除湿化痰
痰湿内盛型 めまい、痰涎、倦怠、眠き、咽詰まり感など 化痰利湿、理気消脂
脾腎陽虚型 頻尿、腰膝酸軟弱、冷え、浮腫、疲労など 補益脾腎、温陽化気
気滞血鬱型 倦怠、胸脇痞満、便秘、不眠、身痛など 理気解鬱、活血化於

肥満外来(ダイエット外来)ご希望の方へ

  • 初診時に詳細な問診をふまえ、必要な検査(血液検査等)を行います。お薬手帳、健康診断結果がある場合は、ご持参ください。
  • 身体測定、肥満による合併疾患と健康障害の有無により、食事療法・運動療法指導、投薬など、一人ひとりの健康状態に応じて治療方針を提案させていただきます。
  • 肥満とは別の病気がある場合には、その治療を行ったり、精査が必要な際(クッシング症候群、ネフローゼ症候群など)は他の医療機関へご紹介いたします。
  • 健康を脅かす合併症になるリスクが高い肥満症の方に対して、ご相談の上、自費診療で保険適用外の処方など対応可能ですが、健康な方の美容目的のダイエットには内服薬やGLP-1作動薬の投薬を行いません。不適切な内服薬・注射薬をご希望されても、お応えできませんので、あらかじめご了承ください。別途健常者用の糖分・脂肪燃焼「ダイエット点滴」で対応できますので、お気軽にご相談ください。
肥満外来についてのお問い合わせやご不明点は、お電話、LINE等にて承っております。
TEL:03-3820-8880 LINE公式ID: @855jioqi
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平和記念医院
院長名
劉 瑞芹
診療内容
内科
皮膚科
漢方外来
アレルギー外来
渡航外来(トラベル外来)
禁煙外来
予防接種
健康診断
国際外来(中国語、英語)
肥満外来(ダイエット外来)
住所
東京都江東区平野2-11-5 
パシフィック第二門前仲町 2F
アクセス

*半蔵門線「清澄白河」駅(B2出口)徒歩6分
都営大江戸線「清澄白河」駅(B1出口)徒歩8分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分
都営バス(秋26)「白河二丁目」停留所 徒歩6分

*東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅 徒歩12分
都営バス(門21)「冬木」停留所 徒歩3分
都営バス(門33)「平野一丁目」 徒歩6分

*都営新宿線 「菊川」駅 (A2出口) 徒歩15分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分

電話
03-3820-8880
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診療時間

日祝
9:00~12:30
14:00~18:00

休診日:木曜、日曜、祝日
〇:土曜日の午後は17:00まで