渡航外来(トラベル外来)について

当院は日本渡航医学会に認定された医師が担当し、海外渡航前の各種予防接種・健康診断・新型コロナPCR検査、英語証明書発行等から帰国後の体調不良への対応まで、海外に渡航される方が健康で安全に海外で生活できるように総合的にサポートしています。
感染症の予防接種が推奨されている国に渡航する方、現在の健康状態をきちんと把握しておきたい方、英語診断書や中国語診断書、予防接種証明書、常備薬携行証明書が必要な方、海外渡航にご不安のある方、渡航先の医療情報などご希望の方は当院の渡航外来にご相談ください。
お問い合わせ電話番号:03-3820-8880
E-MAIL:info@heiwa-med.com
海外渡航のための新型コロナウイルスPCR検査と陰性証明書発行
現在、海外渡航入国に際して新型コロナウイルスPCR検査陰性証明書を求めている国が多いです。
当院は日本渡航医学会に認定された医療職が在籍しています。日本経済産業省ビジネス渡航PCR検査協力医療機関登録しており、中国大使館に中国入国希望者PCR検査医療機関指定されています。
海外留学やお仕事などでの海外渡航、海外在住の方の再渡航など、入国のための新型コロナウイルスPCR検査(唾液または鼻咽頭ぬぐい)及び英語のPCR陰性証明書、搭乗可能(fit to fly)健康証明書、感染症状なし証明書などの発行を行なっております。
新型コロナウイルスPCR検査や陰性証明書を入国に際して求める国は下記挙げられます(下記以外の国が求める英語陰性証明書発行も当院で対応可能ですので、お気軽にご相談ください)。
各国の入国制限措置や入国後の行動制限措置情報については、下記の外務省:海外安全ホームページをご覧ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
状況は随時変動しており、ご自身で確認をお願い申し上げます。
国によって、渡航前1週間、96時間、72時間の検査と証明書を求めることがあります。フライト搭乗時刻などにも関係するタイトなスケジュールですので、柔軟に対応致します。
出国日がお決まり次第、早めに検査を予約することをお勧めします。
事前予約:03-3820-8880
E-MAIL:info@heiwa-med.com
海外渡航者PCR検査およびCOVID-19陰性証明書発行について
●対象
海外渡航のための陰性証明書希望の方(自覚症状がない方)
●検査日時(検体採取と証明書発行日時)
基本毎日 8:30~19:30(日曜日・祝日を含めて)
●検体採取方法
鼻咽頭ぬぐいまたは唾液
●持ち物
証明書発行の際にパスポート番号などを確認する為にパスポートコピーをお持ちいただきます。
●費用(税別)
RT-PCR検査:28,000円 (初再診料不要)
渡航のためのCOVID-19陰性証明書:5,000円
現金払いが望ましいが、クレジットカード・会社請求など対応可能です。
●陰性証明書発行(PCR検査結果は陰性の場合のみ)
検査当日・翌日・翌々日:証明書受領ができます。
当日11:00まで検体採取の場合、当日18時以降~証明書受領が可能です、お急ぎの場合、事前にご相談ください。
注意!:まれに再検査等になった際にさらに追加数時間かかる場合がありますので、時間に余裕をもって計画いただきますようにお願い致します。
●連絡事項
*未成年者も検査可能、保護者の同意が必要。
*唾液の検査の場合、検査前20分間以内に飲食や歯磨きを控えてください。
*渡航先により出国前(入国前)48時間、72時間~1週間以内のPCR検査での陰性証明書を取得する必要があります。コロナPCR陰性証明書のほかに別途健康申告書やFit to fly健康フォーム(タイ)など提出必要な場合もありますので、事前のご確認もお願い致します。
*海外渡航のための健康診断と予防接種も行っております(小児から成人まで)、ご希望のかたが早めにお問い合わせください。
渡航外来料金表(円 税別)
渡航外来 | ||
---|---|---|
診察料 | 初診料 | 3,000円 |
再診料 | 1,500円 | |
検査料 | 胸部XP | 2,500円 |
HIV | 2,500円 | |
梅毒 | 2,000円 | |
色覚 | 600円 | |
ツベルクリン反応 | 3,500円 | |
文書作成 | 日本語診断書 | 3,000円 |
英・中文診断書(院内書式) | 5,000円 | |
英・中文診断書(持参1P) | 7,000円 | |
英・中文診断書(持参2P以上) | 10,000円 | |
英文予防接種証明書 | 5,000円 | |
母子手帳翻訳料 | 7,000円 |
国産ワクチン種類 | ||
---|---|---|
麻疹・風疹 | 9,000円 | |
破傷風 | 4,000円 | |
おたふくかぜ | 6,000円 | |
水痘 | 8,000円 | |
2種混合(ジフテリア・破傷風) | 6,000円 | |
A型肝炎 | 8,000円 | |
B型肝炎 | 7,000円 | |
ポリオ | 9,000円 | |
狂犬病 | 15,000円 | |
日本脳炎 | 7,000円 | |
輸入ワクチン種類 | ||
腸チフス | 9,500円 | |
髄膜炎菌4群(メナクトラ国内承認) | 23,000円 | |
MMR | 10,000円 | |
成人三種TdaP(Boostrix) | 9,000円 |
上記以外の検査やワクチン注射ご希望の場合、お問い合わせください
ワクチン料金は状況により変更する場合があります。
当院の渡航外来で行える主な診療内容
- 渡航前の健康診断
- 渡航前のワクチン相談と予防接種
- 渡航先医療情報の提供
- 母子手帳や予防接種証明書の翻訳
- 英語診断書の作成
- 中国語診断書の作成
- 渡航中に必要な予防薬の処方
渡航前の健康診断
日本では、労働安全衛生法の規定により、事業者が労働者を6カ月以上海外に派遣しようとするとき、または6カ月以上海外勤務した労働者を帰国させ、国内業務に就かせるときは、医師による健康診断を受けさせなくてはなりません。
海外の大学に留学するためのビザ申請など、所定項目の健康診断を受ける必要があります。
上記を義務付けられる渡航前健康診断以外でも、海外留学や海外派遣勤務される方に対し、事前に健康診断を行ない、現在の健康状態を確認いたします。既に糖尿病や高血圧症喘息などの慢性疾患を治療中の方などには、海外滞在中に気を付けるべき生活習慣などもアドバイスいたします。
当院渡航外来で行う検査は身体計測、視力、色覚、聴力、胸部レントゲン、ツベルクリン反応など結核相関検査、一般血液検査、尿検査、肝炎、梅毒、HIVなどの感染症など挙げられます。渡航先や赴任や留学など目的により要求される健康診断の検査項目が異なりますので、あらかじめ検査項目をご自身で確認とご相談の上、検査を受けてください。
※健診費用は項目により異なりますので、お問い合わせください。
お問い合わせ:03-3820-8880
海外渡航前のワクチン相談と予防接種
予防接種の必要性
海外赴任や留学で渡航する場合、その国との取り決めによって予防接種証明書が必要となることがあります。この場合、事前に日本国内の渡航外来などで予防接種を受け、その証明書を発行してもらうことになります。
その規定以外の場合、感染リスクがある国に旅行などプライベートで渡航する時は、事前に日本国内で予防接種を受けておく必要があります。
予防接種の種類・価格
渡航外来で行う主な予防接種はA型肝炎、B型肝炎、狂犬病、破傷風、日本脳炎、ジフテリア、ポリオ(急性灰白髄炎)、麻疹、風疹、おたふく(流行性耳下腺炎)、水痘、髄膜炎などあります。
渡航される方の渡航先、渡航期間、現地での行動形態、これまでの予防接種歴などによって推奨される予防接種が異なります。相談者それぞれに合わせた予防計画をご提案致します。
ご本人以外でも、随行お子様を含めたご家族の受診による予防接種相談も行っています。予防接種をご希望の方は、母子手帳等の過去の予防接種記録がわかる書類をご持参ください。
*接種の必要回数を完了するために、できるだけ出発の1ヶ月以上前に外来を受診してご相談ください*。
各ワクチン予防接種の価格は価格表をご参照ください。
輸入ワクチンについて
当院で予防接種が可能なワクチンは、製造販売業者からの承認申請に基づき、承認を得て流通しているワクチンと、国内での製造販売承認を得ていない輸入(国内未承認)ワクチンがあります。
輸入ワクチンとは、すでに海外で安全性・有効性が証明され、承認・流通されているが、日本では申請に基づく承認がされていないワクチンのことを言います。輸入ワクチンを必要とする方のために、国内の約款証明制度を利用した輸入という方法でワクチンを提供することが可能となっています。
当院では、海外渡航者の需要に応じて、欧州または米国で既に安全性・有効性が認められ、薬監証明制度を用いて、広く普及している輸入ワクチンの接種の機会を提供いたします。
輸入ワクチンを使用した場合、接種後に重篤な副反応が起こった場合でも、公的な保障制度はありませんが、民間企業による自社保証制度が適用となっていることがあります。また当クリニックで採用している輸入ワクチンは、国外で多数の接種実績があり、重篤な副反応が起こることは極めて稀です。
上記を踏まえ、滞在目的や期間に応じた渡航先のリスク、ワクチンの安全性や効果、承認ワクチンとの制度の違い等について事前に説明を行い、ご理解とご納得をいただいた上で輸入ワクチンを使用しています。不明な点がございましたら外来担当医師におたずねください。
海外医療情報の提供
海外渡航先の生活環境やなりやすい病気、そして何より、海外で病気になると、「どの病院を受診すればよいのか」、「日本語で対応できる医療機関があるのか」など、渡航する国の医療情報については、当院渡航外来ではご希望に応じ、情報を提供いたします、お気軽にご相談ください。
英語診断書・中国語診断書の作成
海外渡航の際に診断書が必要な場合があります。
下記に該当する方は、事前にお問い合わせください。
- 海外滞在に必要な健康診断書
- 入国の際に必要な証明書(感染症にかかっていないことの証明書など)
- 留学の際に必要な証明書(予防接種証明書、抗体検査証明書など)
- 随行お子様の母子手帳翻訳(特に予防接種記録)
- 慢性疾患をお持ちの方の医療情報提供書
- 過去に大きな病気をされた方の診断書
- 高齢者の方の健康診断書
- 治療目的で渡航される方の紹介状
- 薬剤や医療器具携行証明書 など
留学などで予防接種証明書をご希望の場合、受診時に母子手帳など、過去の予防接種歴が証明できるものをご持参ください。記録がない場合、必要に応じて、抗体検査や要求されている予防接種を受けていただいてから接種証明書を発行することもありますので、出発まで余裕をもって受診してください。
既定の書式で健康診断書又は留学関連書類の作成等を希望される方は、内容確認のため、事前に書式のコピーをFAX(03-3820-8881)やE-mail(info@heiwa-med.com)でお送りください。
*診断書と証明書作成は1週間ほどかかります。お急ぎの方は事前にご相談ください。
英語・中国語診断書の作成費用
簡単 | 5,000円 (当院所定書式) |
複雑A | 7,000円 (持参書式 A4 1枚) |
複雑B | 10,000円 (持参書式 A4 2枚以上) |
渡航中に必要な予防薬などの処方
マラリア予防薬
マラリアはアフリカなどの流行地でハマダラ蚊に刺されることで発症することのある感染症です。無症状から発熱、死に至る重いものまで症状は様々ですが、「熱帯熱マラリア」で合併症がある場合には致死率が高く、直ちに治療が必要です。一般的に日本人はマラリアの免疫がないため、流行地の住民と比べて重篤な病態になりやすいです。
マラリアの流行地(アジア、オセアニア、アフリカおよび中南米の熱帯、亜熱帯地域)に出かける場合、蚊の対策に加えて、大事な事はマラリア予防薬内服の検討です。
選択する抗マラリア薬によって服用方法、副作用のリスク、費用などが異なります。そのため、予防相談時に予防内服を行うメリットとデメリットについて詳しくお話させていただきます。出発までに十分な時間的余裕を持ってご相談ください。
高山病予防薬
高山病というと特別な登山家だけのものと思われがちですが、1,800mから2,500mを越える地域への旅行には高山病の危険があります。日本では富士 山の五合目で2,300m、頂上で3,776mですから、富士登山をされる方でも高山病の危険はあります。
最近人気の海外旅行の目的地、南米ペルーのクスコ (Cusco 3,000m)、ボリビアのLa Paz(3,444m)、チベットのラサ(3,749m)などへ行くときには特に注意が必要です。(‐日本旅行医学会トピックスにより抜粋‐)
当院の渡航外来では、高山病予防薬中で一番使いやすいアセタゾラミド(商品名ダイアモックス)を処方することができます。お気軽にご来院ください。
帰国後に体調不良の対応
海外から帰国された後に頭痛や発熱、悪寒、吐き気、腹痛、下痢などの症状が見られた場合は、当院などの医療機関や保健所までご相談ください。自己判断で様子を見守るようなことをすると、もしもの場合に危険な感染症を蔓延させることになりますので、放置してはいけません。
受診の際には、必ず、どの国に海外渡航したのかをお話しください。感染症の種類によっては潜伏期間が長く、帰国後2か月ほどしてから発症するケースも考えられます。帰国後に体調不良となられた方は、迷わず受診するようにして下さい。

- 院長名
- 劉 瑞芹
- 診療内容
- 一般内科(総合内科)
皮膚科
漢方外来
アレルギー外来
渡航外来(トラベル外来)
禁煙外来
予防接種
健康診断
国際外来(中国語、英語) - 住所
- 東京都江東区平野2-11-5
パシフィック第二門前仲町 2F - アクセス
-
*半蔵門線「清澄白河」駅(B2出口)徒歩6分
都営大江戸線「清澄白河」駅(B1出口)徒歩8分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分
都営バス(秋26)「白河二丁目」停留所 徒歩6分*東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅 徒歩12分
都営バス(門21)「冬木」停留所 徒歩3分
都営バス(門33)「平野一丁目」 徒歩6分*都営新宿線 「菊川」駅 (A2出口) 徒歩15分
都営バス(東20、業10)「東京都現代美術館前」停留所 徒歩3分 - 電話
- 03-3820-8880

診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
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9:00~12:30 | ● | ● | ● | ― | ● | ● | ― |
14:30~18:30 | ● | ● | ● | ― | ● | 〇 | ― |
休診日:木曜、日曜、祝日
〇:土曜日の午後は17:00まで